2017年4月16日星期日

1.案件の打ち合わせ。2.スケジュールの計画

会話の背景:
プロジェクトが発足する前の顧客との打ち合わせである。
開発がはじめるということが決定し、この開発に関する正式な会議である。このミーティングでは、このプロジェクトの背景、範囲、また現状などについてユーザーのなまの声を聞く。
登場人物:
井上、石井ー お客様
石田ー プロジェクトマネージャー
鈴木ー 開発チームリーダー

会話:
石田:こんにちわ。お忙しい中、お集まりいただいて、ありがとうございます。
今日は、はじめての会議ですので、各自の自己紹介のあと、この案件の概要を把握し、今後の作業の進め方について、検討できればと考えています。
私は日成ソフトウエア株式会社の石田と申します。今回開発のプロジェクトマネージャーを担当させていただくことになっています。まず、お互いにはじめてのかたもおられるとおもいますので、名刺を交換いたしましょうか?
(名刺交換)
石田:それでは、申し訳ありませんが、各自の自己紹介をお願いいたしたいと思います。まず、安井自動車株式会社の井上様の方(ほう)からお願いできるでしょうか?

井上:私は、安井自動車株式会社の井上と申します。今回うちの車両販売管理システムを開発するため、日成ソフトウェアにお願いすることにしました。これからよろしくお願いします。
鈴木:こんにちは、私は日成ソフトウェアの鈴木と申します。今回の開発のチームリーダーを担当させていただきます。車両販売管理システムに関しては初めてなので、勉強させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
(自己紹介)
石田:次に、この案件の背景目指すところについて、お客様の立場から、説明いただければ、と思います
井上:では、私から概要を説明したいと思います。詳細は、後ほど石井のほうから説明いたします。
車両販売管理システムはいくつかの機能を持ってほしいです。大きくいうと、顧客からの問い合わせまた見積、販売会社への見積、顧客の注文、納品管理などがあります。各情報に対して、照会や一覧表など統計情報が必要です。
石井:続いて、現場の状況、改善点、要望について説明いたします。従来はほとんど手作業でやっていますが、販売会社の情報は外部データとして参考にできると思います。ユーザーの立場から見ると、顧客情報を正しく、早いうちに参照したいのです。
うちの場合はみんながコンピューターには詳しくないので、画面の設定などはできるだけ簡単にしていただきたいです。しかし、帳票などはできるだけ現在使っているものと同じようにしてもらいたいですね。ビジネスのプロセスはあまり変わってはいけないですから。このシステム開発の窓口はわたしなので、何かありましたら対応しますから、ご遠慮なくご連絡ください。
石田:大体わかってきましたが、細かい点はいろいろとまだあるとおもいます。
こちらは鈴木君に今回チームリーダーをやってもらいますから、こちらの窓口ともいえます。
それでは、とりあえず、ちょっと休憩をいれましょうか?その後はプロジェクトに関する質問や今後の予定について見当できればと思います。
(休憩)

2.スケジュールの計画

会話の背景:
要求から纏まってきたので、具体的な開発すげジュールを立てる。
スケジュールを立てるためには、開発プロセスおよび開発手法を決める必要がある。それには、多くの場合、ユーザーからの制約があり、それをベースにしてスケジュールを作ることは実際によくある。

登場人物
井上- お客様
石田- プロジェクトマネージャー
鈴木- 開発チームリーダー

会話:
石田:おはようございます。今日は、要求もかなり見えてきましたので、そろそろ具体的開発スケジュールを検討したいと思います。お客様も交えて、関係するSEやチームリーダーにも集まってもらって、率直に話しをしたいと思います。
それでは、まずは客様からお願いします。
井上:ユーザーの立場から言うと、このシステムの本稼動は来年の四月の初めを予定しています。システムの導入と移行の期間を一ヶ月と考えると来年の三月の初めには、開発を終了してもらいたいです。
石田:なるほど。たとえば、要求変更や開発のリスクを減らすために、開発プロセスとしては、反復型RUPを参考にして、計画を立てたらいいと思います。大雑把に考えると、全工程で六ヶ月ぐらい必要です。今、八月ですから、九月から始まるとして計画すればいいかもしれません。
鈴木:もっと具体的に詳細を検討しましょう。
石田:大きくは二つのサイクルで、第一サイクルは最初の三ヶ月で、二番目のサイクルは更に一ヶ月ごとに三回小さいサイクルになると思います。また、最後の一ヶ月は一つのサイクルではありますが、ほとんどシステムのパッケージングやドキュメント周りの作業になると思います。
井上:そうすると、最初の三ヶ月はプロトタイプを作るということですか?
石田:そうですね。そのようにもいえますが、われわれの経験では、第一サイクルの終わるところは、ちょっと動いているシステムを出さなければなりません。バージョン0.6,0.7,0.8,0.9の順番でリリースしていくことになります。
井上:そうですか。それなら、最初の三ヶ月はどう分割すればいいでしょうか?
石田:これはまだ深く考えていませんが、おそらく以下のように計画しようかと思います。
最初の一ヶ月は要求定義を中心に、ユースケースなどシステム分析、またアーキテクチャー設計をします。それと同時に、画面設計も開始します。この一ヶ月の終わりには、プロトタイプとはいえないですが、動いている画面設計あるいは紙芝居のようなものができるはずです。
その後の二ヶ月のうち、前半の一ヶ月は詳細設計に入り、そのためクラス図やデータバース設計などを完成しなければなりません。後半の一ヶ月にはコーディングに入って、すばやくコーディングします。
私の言うとおりにうまくいけば、この時点で、システムの基礎となるインフラが出来て、一部の機能も出来ていると思います。
井上:概要はわかりました。ちょっとコーディングの時間が少ないようですね。それと、もし、なにか予想以外のことが発生したら、どうなるでしょう。
石田:われわれはほかの販売システムをいくつか開発したこともありますし、また品質と進捗の管理をきちんとやっています。毎週、品質と進捗の管理ミーティングを行います。問題があればすぐ必要なサポートを入れます。予定通り進んでいくと思いますから、あまり心配しないでください。
鈴木:そうですね。われわれは分析や設計を重視しています。コーディングには、いろいろなツールもありますし、これまでに作ったソフトウェアの部品やライブラリーもありますから。
石田:それで、コーディングに入ると、要因を追加したり、打てる手も増えるので、大丈夫だと思います。
井上:それならばいいと思います。
石田:それでは、スケジュール表の概要は私が作成します。成果物のリストには鈴木に作ってもらいましょう。
鈴木:わかりました。私の方は、スケジュールの各段階に対応した成果物のリストを作ります。
石田:また、このスケジュールにしたがって、井上様をはじめお客様との打ち合わせのスケジュールとリリースプランも私のほうで作成いたします。皆さん、よろしいでしょうか?
みんな:結構です。
石田:それでは、今日のミーティングはここまでにしますが、以上で決まったスケジュール表、成果物のリスト、お客様と打ち合わせスケジュール、およびリリースプランは来週の初めに終わらせるようにがんばりましょう。
石田:井上様ありがとうございます。
(開発メンバーに対して)皆さん、お疲れ様です。
井上:お疲れ様でした。
みんな:どうもありがとうございます。

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