2017年4月25日星期二

二級の文法

~として(は)/~としても/~としての
「名」+として(は)/としても/としての 立場・資格・種類をはっきり言う。 彼は国費留学生として日本へ来た。
この病気は難病として認定された。
あの人は学者としては立派だが、人間としては尊敬できない。
彼は医者であるが、小説家としても有名である。
日本はアジアの一員としての役割を果たさなければならない。

~とともに
「名」+とともに ~と一緒に お正月は家族とともに過ごしたい。
大阪は東京とともに日本経済の中心地である。

「動ー辞書形」/「い形ーい」/「な形ーである」/「名ーである」+とともに ~であると同時に 小林氏は、学生を指導するとともに、研究にも力を入れている。
代表に選ばれなくてくやしいとともに、ほっとする気持ちもあった。
この製品の開発は、困難であるとともに、費用がかかる。
義務教育は、国民の義務であるとともに、権利でもある。

「動ー辞書形」/「名」+とともに 一つの変化と一緒に、別の変化が起こる。 年をとるとともに、体力が衰える。
自動車が普及するとともに、交通事故も増えてきた。
経済成長とともに、国民の生活も豊かになった。

~において(は)/~においても/~における
「名」+において(は)/においても/における ~で(場所・時間を示す。) 会議は第一会議室において行なわれる。
現代においては、コンピューターは不可欠なものである。
我が国においても、青少年の犯罪が増えている。
それはわたしの人生における最良の日であった。

~に応じて/~に応じ/~に応じた
「名」+に応じて/に応じ/に応じた ~にしたがって・~に適している 保険金は被害状況に応じて、払われる。
季節に応じ、体の色を変えるウサギがいる。
無理をしないで体力に応じた運動をしてください。

~にかわって/~にかわり
「名」+にかわって/にかわり 今までの~ではなく ここでは、人間にかわってロボットが作業をしている。
今までに使われていたものが別のものに変わることを表す。 今はタイプライターにかわり、ワープロが使われている。

「名」+にかわって/にかわり ~の代理で(他の人の変わりにすることを表す) 父にかわって、わたしが結婚式に出席しました。
首相にかわり、外相がアメリカを訪問した。

~に比べて/~に比べ
「名」+に比べて/に比べ ~を基準にして程度の違いなどを言う。 兄に比べて、弟はよく勉強する。
諸外国に比べて、日本は食料品が高いと言われている。
今年は去年に比べ、雨の量が多い。

~にしたがって/~にしたがい
「動ー辞書形」/「名」+にしたがって/にしたがい ~と一緒に 高く登るにしたがって、見晴らしがよくなった。
一方の変化とともに他方も変わることを表す。 工業化が進むにしたがって、自然環境の破壊が広がった。
類語 No.2「~とともに」のCの意味。 電気製品の普及にしたがって、家事労働が楽になった。
試験が近づくにしたがい、緊張が高まる。

~につれて/~につれ ~と一緒に 品質がよくなるにつれて、値段が高くなる。
「動ー辞書形」/「名」+につれて/につれ 一方の変化とともに他方も変わることを表す。 時代の変化につれて、結婚の形も変わってきた。
類語 No.2「~とともに」のCの意味。No.7「~にしたがって」 年をとるにつれ、昔のことがなつかしく思い出される。

~に対して/~に対し/~に対しても/~に対する
「名」+に対して/に対し/に対しても/に対する ~に(対象・相手を示す。) お客様に対して失礼なことを言ってはいけません。
輸入品に対しては、関税がかけられている。
いいことをした人に対し、表彰状が贈られる。
チンさんは日本の経済だけではなく日本の文化に対しても、興味を持っている。
被害者に対する補償問題を検討する。

~について/~につき/~についても/~についての
「名」+について/につき/についても/についての 話したり考えたりする内容を表す。 日本の経済について研究しています。
この病気の原因については、いくつかの説がある。
我が社の新製品につき、ご説明いたします。
日本の習慣についても、自分の国の習慣と比べながら考えてみよう。
コンピュ-ターの使い方についての本がほしい。

~にとって(は)/~にとっても/~にとっての
「名」+にとって(は)/にとっても/にとっての ~の立場からみると(後には判断や評価がくる) この写真はわたしにとって、何よりも大切なものです。
社員にとっては、給料が高いほうがいい。
だれにとっても一番大切なのは健康です。
環境問題は、人類にとっての課題だ。

~に伴って/~に伴い/~に伴う
「動ー辞書形」/「名」+に伴って/に伴い/に伴う ~にしたがって・~につれて 人口が増えるに伴って、いろいろな問題が起こってきた。
円高に伴い、来日する外国人旅行者が少なくなった。
経済発展に伴う環境破壊が問題になっている。

「名」+に伴って/に伴い/に伴う ~と一緒に(同時に起きる) 地震に伴って、火災が発生することが多い。
自由には、それに伴う責任がある。

~によって/~により/~による/~によっては
「名」+によって/により/による 動作の主体(主に受身文で)を示す。 アメリカ大陸はコロンブスによって発見された。
この法案は国会により承認された。
医師による診断の結果を報告します。

「名」+によって/により/による 原因・理由を表す。 不注意によって大事故が起こることもある。
首相が暗殺されたことにより、A国の政治は混乱した。
今回の地震による被害は数兆円にのぼると言われている。

「名」+によって/により/による 手段・方法を表す。 問題は話し合いによって解決した方がいい。
先生はテストにより、学生が理解したかどうかをチェックする。
バスによる移動は便利だが時間がかかる。

「名」+によって/により/による ~に応じて、それぞれに違うことを表す。 習慣は国によって違う。
努力したかどうかにより、成果も違うと思う。
服装の時代による変化について研究したい。

「名」+によっては ある~の場合には この薬は人によっては副作用が出ることがあります。
宗教によっては肉を食べることを禁じられている。

~によると/~によれば
「名」+によると/によれば 伝聞の根拠を示す。 今朝の新聞によると、来年度、2つの大学が新設されるそうだ。
天気予報によると、あしたは雨が降るそうです。
友達の話によれば、あの映画はとても面白いということです。

~を中心に(して)/~を中心として
「名」+を中心に(して)/を中心として ~を真ん中にして・~を一番重要なものとして 駅を中心にたくさんの商店が集まっている。
この国は自動車産業を中心に工業化を進めている。
地球は太陽を中心にして回っている。
21世紀の経済はアジアを中心として発展するでしょう。

~を問わず/~は問わず
「名」+を問わず/は問わず ~に関係なく・~に影響されないで 留学生ならどなたでも国籍、年齢、性別を問わず申し込めます。
参考 ・早く完成させてくだされば、方法は問いません。 この病院では昼夜を問わず救急患者を受け付けます。
学歴、経験は問わず、やる気のある社員を募集します。

~をはじめ/~をはじめとする
「名」+をはじめ/をはじめとする 一つの主な例を出す言い方。 上野動物園にはパンダをはじめ、子供たちに人気がある動物がたくさんいます。
ご両親をはじめ、ご家族の皆様、お元気でいらっしゃいますか。
国会議員をはじめとする視察団が被災地を訪れた。

~をもとに/~をもとにして
「名」+をもとに/をもとにして ~を判断の基準・材料などにして ファンの人気投票をもとに審査し、今年の歌のベストテンが決まります。
ノンフィクションというのは事実をもとにして書かれたものです。

~うえ(に)
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+うえ(に) ~だけでなく・~に加えて 今年のインフルエンザは高熱が出るうえ、せきもひどい。
林さんのお宅でごちそうになったうえ、おみやげまでいただきました。
彼女は頭がいいうえに、性格もよい。
この機械は使い方が簡単なうえに、軽いのでたいへん便利だ。
このアルバイトは好条件のうえに通勤時間も短いので、ありがたい。

~うちに/~ないうちに
「動ー辞書形/ない形ーない」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名ーの」+うちに その間に(その状態が変わる前に何かをする。) 日本にいるうちに、一度京都を訪ねたいと思っている。
子供が寝ているうちに、掃除をしてしまいましょう。
若いうちに、いろいろ経験したほうがいい。
花がきれいなうちに、花見に行きたい。
今日のうちに、旅行の準備をしておこう。
冷めないうちに、どうぞ召し上がってください。

「動ー辞書形/ない形ーない」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名ーの」+うちに ~の間に(その間に始めはなかったことを起きる) 寒かったが、走っているうちに体が暖かくなった。
彼女の話を聞いているうちに、涙が出てきました。
何度も話し合ううちに、互いの理解が深まった。
しばらく会わないうちに、日本語が上手になりましたね。

~おかげで/~おかげだ
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+おかげで/おかげだ ~ために 科学技術が発達したおかげで、我々の生活は便利になった。
それが原因で、いい結果になって感謝する気持ちを表す 家が海に近いおかげで、新鮮な魚が食べられる。
慣用 ・おかげさまで、無事退院できました。 山本さんは中国語が上手なおかげで、いい仕事が見つかったそうです。
仕事が早く済んだのは、山田さんのおかげです。

~かわりに
「動ー辞書形」+かわりに ~をしないで(それをしないで、別のことをする) 私立大学を1つ受けるかわりに、国立大学を3つ受けたい。
音楽会に行くかわりに、CDを3枚買うほうがいいと思う。

「名ーの」+かわりに ~の代理で・~の代用として 病気の父のかわりに、わたしが参りました。
類語 No.5「~にかわって」のBの意味。 包帯のかわりに、ハンカチで傷口を縛った。

「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+かわりに ~に相当する分だけ わたしが料理するかわりに、あなたは掃除してください。
この部屋は狭いかわりに、家賃が安い。
わたしのマンションは静かなかわりに、駅から遠くて不便だ。

~くらい/~ぐらい/~くらいだ/~ぐらいだ
「動ー辞書形/ない形ーない」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名」+くらい/ぐらい/くらいだ/ぐらいだ 状態の程度を表す。 棚から物が落ちるくらい大きい地震があった。
この辺りは夜になると、寂しいくらい静かだ。
木村さんは楽しみにしていた旅行に行けなくなって、かわいそうなぐらいがっかりしていた。
彼くらい日本語が話せれば、通訳ができるだろう。
おなかが痛くて、がまんできないぐらいだった。

「動ー普通形」/「名」+くらい/ぐらい/くらいだ/ぐらいだ 程度の軽いことを表す。 忙しくても電話をかけるくらいはできたでしょう。
外国語は、1か月習ったぐらいでは、上手に話せるようにはならないだろう。
人に会ったら、あいさつぐらいしてほしい。

~最中に/~最中だ
「動ーている形」/「名ーの」+最中に/最中だ 何かをしているちょうどその時に 考えている最中に、話しかけられて困った。
試合の最中に、雨が降ってきた。
その事件については、今調査している最中です。

~次第
「動ーます形」/「名」+次第 ~したら、すぐ(~が終わったらすぐ後のことをすることを表す) 新しい住所が決まり次第、連絡します。
向こうに着き次第、電話をしてください。
雨がやみ次第、出発しましょう。
12時に式が終わります。終了次第パーティーを始めますから、皆様ご参加ください。

~せいだ/~せいで/~せいか
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+せいだ/せいで/せいか ために わたしが失敗したのは、彼のせいだ。
それが原因で悪い結果になったことを表す。 電車が遅れたせいで、遅刻した。
慣用 ・気のせいか、彼は今日は何となく元気がなく感じられた。 甘いものが好きなせいで、食べすぎて太ってしまった。
    ・写真がうまく撮れなかったのをカメラのせいにしている。 暑いせいか、食欲がない。

~たとたん(に)
「動ーた形」+とたん(に) ~するとすぐに 犯人は警官の姿を見たとたん、逃げ出した。
疲れていたので、ベッドに入ったとたんに、眠ってしまった。
先生はいつもベルが鳴ったとたんに、教室に入ってくる。

~たび(に)
「動ー辞書形」/「名ーの」+たび(に) ~するときいつも その歌を歌うたび、幼い日のことを思い出す。
人は新しい経験をするたびに、何かを学ぶ。
わたしは旅行のたびに、絵葉書を買います。
その川は大雨のたびに、水があふれて被害が起きている。

~て以来
「動ーて形」+以来 それから後ずっと 日本に来て以来、日本に対する考え方が少しずつ変わってきた。
過去のある時点から現在まで継続していることに使われる。 昨年夏に手紙を受け取って以来、彼から連絡がまったくない。
そのことがあった以来、彼は彼女に好意をもつようになった。

~とおり(に)/~どおり(に)
「動ー辞書形/た形」/「名ーの」+とおり(に) ~と同じに 説明書に書いてあるとおりにやってみてください。
「名」+どおり(に) あの人の言ったとおりにすれば、大丈夫です。
彼はA大学に合格した。わたしの思ったとおりだった。
矢印のとおりに進んでください。
その企画は計画どおりには進まなかった。
予想どおり、Aチームが優勝した。

~ところに/~ところへ/~ところを
「動ー辞書形/た形/ている形」/「い形ーい」+ところに/ところへ/ところを そういう時に/そういう場へ/そういう場面を ちょうどキムさんのうわさをしているところに、本人がやって来た。
これから寝ようとしたところへ、友達が訪ねてきた。
いいところへ来ましたね。今ちょうどすいかを切ったんです。一緒に食べましょう。
こっそりたばこを吸っているところを、妹に見られた。

~ほど/~ほどだ/~ほどの
「動ー辞書形/ない形ーない」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名」+ほど/ほどだ/ほどの 状態の程度を表す。 会場にはあふれるほど、ギターを持った若者が集まっていた。
子供をなくしたご両親の悲しみが痛いほどわかる。
わたしにも言いたいことが山ほどある。
久しぶりに国の母の声を聞いて、うれしくて泣きたいほどだった。
持ちきれないほどの荷物があったのでタクシーで帰った。

「動ー辞書形」/「名」+ほど・・・はない ~が一番・・・だ 仲のいい友達と旅行するほど楽しいことはない。
類語 No.23「~くらい」のAの意味。 彼女ほど頭のいい人には会ったことがない。
戦争ほど悲惨なものはない。

~ばかりに
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+ばかりに ~だけのために うそをついたばかりに恋人に嫌われてしまった。
(「名ーの」は「名ーである」になる。「な形ーである」も使う。) それだけが原因で悪い結果になった残念な気持ちを表す。 お金がないばかりに大学に進学できなかった。
日本語が下手なばかりに、いいアルバイトが探せません。
長女であるばかりに、弟や妹の世話をさせられる。

~ものだから
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+ものだから ~ので(理由。言い訳の時よく使う。) 事故で電車が遅れたものですから、遅くなってすみません。
(「名ーの」は「名ーな」になる。) 日本の習慣を知らないものですから、失礼なことをするかもしれません。
あまり悲しかったものだから、大声で泣いてしまった。
家が狭いものですから、大きい家具は置けません。
一人っ子なものだから、わがままに育ててしまいました。

~ように/~ような
「動、名」の名詞修飾型+ように/ような 例を表す。 ここに書いてあるように申し込み書に記入してください。
東京のように人口が集中すると、交通渋滞は避けられない。
ケーキのような甘いものはあまり好きではありません。

「動ー辞書形/ない形ーない」+ように/ような 目標を表す。 この本は小学生でも読めるようにルビがつけてあります。
参考 ・魚のように泳ぎたい。<たとえ> 予定どおり終わるように計画を立ててやってください。
  ・彼は部屋にいないようです。<推量> 風邪を引かないように気をつけてください。
  ・ここに、たばこを吸わないようにと書いてあります。<間接命令>
  ・自転車に乗れるようになりました。<変化>

~一方だ
「動ー辞書形」+一方だ その傾向がますます進むことを表す。 最近、パソコン通信の利用者は増える一方だ。
変化を表す動詞とともに使う。 都市の環境は悪くなる一方なのに、若者は都会にあこがれる。
最近英語を使わないので、忘れる一方で困っている。

~おそれがある
「動ー辞書形」/「名ーの」+おそれがある ~する心配がある 早く手術しないと、手遅れになるおそれがある。
台風がこのまま北上すると、日本に上陸するおそれがある。
こんなに赤字が続くと、この会社は倒産のおそれがある。
この病気は伝染のおそれはありません。
~ことになっている
「動ー辞書形/ない形ーない」/「い形ーい」+ことになっている 予定・規則などを表す。 今度の日曜日には、友達と会うことになっています。
規則の意味の時は、禁止・許可の表現と一緒に使われることが多い。 この寮では、玄関は12時に閉まることになっている。
法律で、子供を働かせてはいけないことになっている。
この席はたばこを吸ってもいいことになっている。

~ことはない
「動ー辞書形」+ことはない ~する必要はない 時間は十分あるから、急ぐことはない。
旅行かばんならわざわざ買うことはありませんよ。わたしが貸してあげます。
検査の結果、異常ありませんでしたから心配することはありませんよ。

~しかない
「動ー辞書形」+しかない ~他に方法がない・~しなければならない 事故で電車が動かないから、歩いて行くしかない。
だれにも頼めないから、自分でやるしかありません。
約束したのだから、行くしかないだろう。

~ということだ
「動、い形、な形、名」の普通形+ということだ ~ということを聞いた。 新聞によると、また地下鉄の運賃が値上げされるということだ。
(命令、意向、推量、禁止の形などにも接続する。) 伝聞。聞いたことをそのまま引用する言い方。 事故の原因はまだわからないということです。
参考 「とのこと」は手紙文などで使われる。 天気予報によると今年は雨が多いだろうということです。
      ・母の手紙では、父の病気はたいしたことはないとのことなので、安心した。 A社の就職には推薦状が必要だということです。
      ・道子さんが結婚なさったとのこと、おめでとうございます。

「動、い形、な形、名」の普通形+ということだ ~という意味だ "「あしたは、ちょっと忙しいんです。」
 「えっ。じゃ、パーティーには来られないということですか。」"
(命令、意向、推量、禁止の形などにも接続する。)
ご意見がないということは賛成ということですね。

~まい/~まいか
「動ー辞書形」+まい/まいか ~ないだろう(否定の推量を表す。) あの民族紛争は容易に解決するまいと思うが、平和的解決への努力が必要だ。
(「動」Ⅱグループ、Ⅲグループは「ない形」にも接続する。「する」は「すまい」の形もある) 彼はベテランの登山家だから、あんな低い山で遭難することはあるまい。
小さな地震が続いている。大きな地震が起こるのではあるまいか。

「動ー辞書形」+まい/まいか 絶対~するのをやめろう(否定の意志を表す。) こんなまずいレストランへは二度と来るまい。
(「動」Ⅱグループ、Ⅲグループは「ない形」にも接続する。「する」は「すまい」の形もある) 主語は「わたし」。三人称の時は、「~まいと思っているらしい/~まいと思っているようだ」などを使う。 ケーキは買うまいと思っても、見るとつい買ってしまう。
彼は何も言うまいと思っているらしい。

~わけがない/~わけはない
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+わけがない/わけはない ~(の)はずがない あんな下手な絵が売れるわけがない。
チャンさんは中国人だから漢字がかけないわけがありません。
あんなやせた人が、相撲とりのわけがない。
ここは海から遠いので、魚が新鮮なわけはない。

~わけにはいかない/~わけにもいかない
「動ー辞書形」+わけにはいかない/わけにもいかない 理由があって~できない 絶対にほかの人に言わないと約束したので、話すわけにはいかない。
帰りたいけれども、この論文が完成するまでは帰国するわけにはいかない。
一人でやるのは大変ですが、みんな忙しそうなので、手伝ってもらうわけにもいきません。

「動ーない形ーない」+わけにはいかない/わけにもいかない ~しなければならない あした試験があるので、勉強しないわけにはいきません。
家族がいるから、働かないわけにはいかない。

~から~にかけて
「名」+から「名」+にかけて ~から~までの間に 昨夜から今朝にかけて雨が降りました。
時間・場所の大体の範囲を表す。 台風は毎年、夏から秋にかけて日本を襲う。
関東地方から東方にかけて、大きな地震があった。
1丁目から3丁目にかけて、道路工事が行われている。

たとえ~ても/たとえ~でも
たとえ+「動ーても」/「い形ーくても」/「な形ーでも」/「名ーでも」 もし~ても 自分で決めた道だから、たとえ失敗しても後悔しない。
たとえ難しくてもやりがいのある仕事をしたい。
この仕事は、たとえ困難でも最後までがんばらなければならない。
たとえお世辞でも、子供をほめられれば親はうれしいものだ。

~さえ~ば
「動ーます形」+さえ+すれば/しなければ それだけあれば/なければ、後ろの状態が成立する インスタントラーメンはお湯を入れさえすれば食べられる便利な食品だ。
「い形ーく」/「な形ーで」/「名ーで」+さえ+あれば/なければ 道が込みさえしなければ、駅までタクシーで10分ぐらい。
「名」+さえ+「動ーば」/「い形ーければ」/「な形ーなら」/「名ーなら」 交通が便利でさえあれば、この辺も住みやすいのだが。
建設的なご意見でさえあれば、どんな小さなものでも大歓迎です。
住所さえわかれば、地図で探して行きます。
あなたのご都合さえよければ、今度の日曜日のコンサートのチケットを買っておきます。
体さえ大丈夫なら、どんな苦労にも耐えられると思う。
言葉さえ共通なら、お互いにもっとコミュニケーションがよくできたでしょう。

~も~ば~も/~も~なら~も
「名」+も+「動ーば」/「い形ーければ」/「な形ーなら」+「名」+も ~も~し、~も 父はお酒も飲めばたばこも吸うので、健康が心配だ。
前に述べたことの上に後のことを加える時の表現 新しきできたレストランは値段も安ければ味もいいと評判です。
プラスとプラス、またはマイナスとマイナスの言葉が使われる 彼は歌も上手なら踊りもうまい、パーティーの人気者だ。

~やら~やら ~や~など 帰国前は飛行機の予約をするやらおみやげを買うやらで忙しい。
「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+やら「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+やら お酒を飲みすぎて、頭が痛いやら苦しいやらで、大変だった。
部屋を借りるのに敷金やら礼金やら、たくさんお金を使った。

~だらけ
「名」+だらけ ~がたくさんある・~がたくさんついている このレポートは字が間違いだらけで読みにくい。
汚いもの、嫌なものがたくさんあったり、表面についたりしていることを表す 事故現場に血だらけの人が倒れている。
畳の上に座って食事をしたら、ズボンがしわだらけになってしまった。
世界各地を旅行したので、わたしの旅行かばんはきずだらけだ。

~っぽい
「い形ー◯」/「名」+っぽい ~のように感じる・~のように見える このテーブルは高いのに安っぽく見える。
あの黒っぽい服を着た人はだれですか。
彼女はいたずらっぽい目でわたしを見た。
あの子はまだ中学生なのに、とても大人っぽい。

「動ーます形」+っぽい ~しやすい・よく~する 彼は怒りっぽいけれど、本当は優しい人です。
「~っぽい」は「い形容詞」となる。 最近忘れっぽくなったのは、年のせいだろう。

~がたい
「動ーます形」+がたい ~するのは難しい・なかなか~することができない 彼女はそんなことをするとは、信じがたい。
この仕事はわたしには引き受けがたい。
幼い子供に対する犯罪は許しがたい。
あした帰国するが、仲良くなった友達と別れがたい気持ちで一杯だ。

~がちだ/~がちの
「動ーます形」/「名」+がちだ/がちの ~することが多い・~しやすい 雪が降ると、電車は遅れがちだ。
悪い意味で使われることが多い。 彼は最近、体調を崩して、日本語のクラスを休みがちです。
春は曇りがちの日が多い。
母は病気がちなので、あまり働けない。

~気味(ぎみ)
「動ーます形」/「名」+気味 少し~の感じがある 仕事が忙しくて、最近少し疲れ気味だ。
このごろ、太り気味だから、ジョギングを始めた。
「日本語能力試験」が近づいたので、焦り気味だ。
昨日から風邪気味で、頭が痛い。

~げ
「い形ー◯」/「な形ー◯」+げ ~そう 彼女は悲しげな様子で話した。
見てその人の気持ちが感じられる様子を表す。 彼は寂しげに、一人で公園のベンチに座っていた。
「~げ」は「な形容詞」になる。 老人が、何か言いたげに近づいて来た。
彼は得意げな顔で、みんなに新しい家を見せた。

~かけだ/~かけの/~かける
「動ーます形」+かけだ/かけの/かける ~し始めて、まだ~終わっていない途中の状態を表す。 この仕事はやりかけですから、そのままにしておいてください。
テーブルの上に飲みかけのコーヒーが置いてある。
何か言いかけてやめるのはよくない。
わたしは子供のころ、病気で死にかけたことがあるそうだ。

~きる/~きれる/~きれない
「動ーます形」+きる/きれる/きれない すっかり~する/最後まで~できる/最後まで~できない 木村さんは疲れきった顔をして帰って来た。
42.195キロを走りきるのは大変なことだ。
そんなにたくさん食べきれますか。
数えきれないほどたくさんの星が光っている。

~ぬく
「動ーます形」+ぬく 最後までがんばって~する・非常に~する 途中、失敗もありましたが、なんとかこの仕事をやりぬくことができました。
戦争の苦しい時代を生きぬいてきた人たちは、精神的にも強い。
これは考えぬいて、出した結論です。
ジョンさんは、困りぬいて相談に来た。

~こそ/~からこそ
「名」+こそ 強調を表す。 今度こそ試合に勝ちたい。
「動、い形、な形、名」の普通形+からこそ これこそみんなが欲しいと思っていた製品です。
「どうぞよろしく。」「こちらこそ。」
あなたが手伝ってくれたからこそ、仕事が早くできたのです。

~さえ/でさえ
「名」+さえ/でさえ ~も・~でも そこは電気さえない山奥だ。
特に、ある極端なものを例に出して、他のものも、「もちろん~」というときに使う 急に寒くなって、けさはもうコートを着ている人さえいた。
名詞に「さえ」がつくと、助詞の「が」と「を」は省略される。その他の助詞は省略されない 専門家でさえわからないのだから、わたしたちには無理でしょう。
親にさえ相談しないで、結婚を決めた。
わたしの故郷は地図にさえ書いてない小さな村です。

~など/~なんて/~なんか
「名」+など/なんて/なんか 例としてあげ、表現を軽く、柔らかくしたい時に使う。 「この機械に詳しい人はいませんか。」「彼など詳しいと思いますよ。」
「なんか」「なんて」は主に話し言葉に使われる。 ネクタイなんかしめて、どこ行くの。
お見舞いならカーネーションなんてどうかしら。

「名」+など/なんて/なんか あまりたいしたものでない軽視した気持ちや否定的に言うときに使う。 忙しくて、テレビなど見ていられない。
「なんか」「なんて」は主に話し言葉に使われる。 本当です。うそなんかつきませんよ。
スキーなんて簡単ですよ。だれもすぐできるようになります。

~に関して(は)/~に関しても/~に関する
「名」+に関して(は)/に関しても/に関する ~について(の) 計画変更に関しては、十分検討する必要がある。
類語 NO.10「~について」 外国へ行くなら言葉だけでなく、習慣に関しても知っておいたほうがいい。
経済に関する本はたくさんある。

~に加えて/~に加え
「名」+に加えて/に加え ~のうえにさらに 電気代に加えて、ガス代まで値上がりした。
大気汚染が進んでいることに加え、海洋汚染も深刻してきた。

~にこたえて/~にこたえ/~にこたえる/~にこたえた
「名」+にこたえて/にこたえ/にこたえる/にこたえた ~に応じて(ほかからの働きかけに応じる。) 社員の要求にこたえて、労働時間を短縮した。
国民の声にこたえた政策が期待されている。

~に沿って/~に沿い/~に沿う/~に沿った
「名」+に沿って/に沿い/に沿う/に沿った ~にしたがって・~のとおりに 決まった方針に沿って、新しい計画を立てましょう。
東京都では新しい事業計画に沿い、新年度予算を立てている。
皆様のご希望に沿う結果が出るように努力いたします。
国益に沿った外交政策が進められている。

~に反して/~に反し/~に反する/~に反した
「名」+に反して/に反し/に反する/に反した ~と反対に・~と逆に 神の意向に反して、人間は自然を破壊している。
人々の予想に反し、土地の値段が下がり続けている。
弟は、親の期待に反することばかりしている。
予想に反した実験結果が出てしまった。

~に基づいて/~に基づき/~に基づく/~に基づいた
「名」+に基づいて/に基づき/に基づく/に基づいた ~を基礎にして・~を根拠にして 調査した資料に基づいて、レポートを書かなければならない。
類語 No.18「~をもとに」 実際にあった事件に基づいき、この映画が作られた。
彼の意見は、長い経験に基づくものだから納得できる。
虚偽の証言に基づいたこの裁判を認めることはできない。

~にわたって/~にわたり/~にわたる/~にわたった
「名」+にわたって/にわたり/にわたる/にわたった 時間的・空間的にその範囲全体に広がっていることを表す。 チンさんは病気のため、2か月にわたって学校を休んだ。
西日本全域にわたり、台風の被害を受けた。
兄は5時間にわたる大手術を受けた。
広範囲にわたった海の汚染が、問題になっている。

~ばかりか/~ばかりでなく
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+ばかりか/ばかりでなく ~だけでなく・その上 林さんのお宅でごちそうになったばかりか、おみやげまでいただいた。
「名ーの」の「の」はつかない。 アンナさんは頭がいいばかりでなく、親切で心の優しい人です。
この地方は気候が穏やかなばかりでなく、海の幸、山の幸にも恵まれている。
彼はサッカーばかりでなく、水泳もダンスも上手なんですよ。

~はもとより/~はもちろん
「名」+はもとより/はもちろん ~は、言う必要がないくらい当然で わたしが生まれた村は、電車はもとより、バスも通っていない。
「~はもちろん」に比べて、「~はもとより」のほうが改まった言い方。 地震で被害を受けた人々の救援のために、医者はもとより、多くのボランティアも駆けつけた。
病気の治療はもちろん、予防のための医学も重要だ。

~もかまわず
「名」+もかまわず ~を気にしないで・~に気を使わず平気で 人の迷惑もかまわず、電車の中で携帯電話で話している人がいる。
参考 ・ところかまわず、ごみを捨てる人がいて困る。 弟は家族の心配もかまわず、危険な冬山へ行こうとする。
子供は服がねれるのもかまわず、川の中に入って遊んでいる。

~をこめて
「名」+をこめて 気持ちをその中に入れて 母はわたしのために心をこめて、セーターを編んでくれた。
怒りをこめて、核実験反対の署名をした。
病気回復の祈りをこめて、みんなで鶴を折った。

~を通じて/~を通して
「名」+を通じて/を通して その期間始めから終わりまでずっと あの地方は、1年を通じて雨が多い。
彼は一生を通して日本との友好のために働いた。

「名」+を通じて/を通して 直接ではなく、何かを間に入れて 社長は忙しいから、秘書を通じて頼んだほうがいい。
今はインターネットを通して世界中の情報が手に入る。

~をめぐって/~をめぐる
「名」+をめぐって/をめぐる ~を中心にそれに関係あることについて その法案の賛否をめぐって、活発な議論が交わされた。
その事件をめぐって、さまざまなうわさが流れている。
この小説は、1人の女性をめぐって、5人の男性が戦う話です。

~あまり
「動ーます形/た形」/「な形ーな」/「名ーの」+あまり 非常に~する 子供の将来を思うあまり、厳しすぎることを言ってしまった。
彼は働きすぎたあまり、過労で倒れてしまった。
科学者である小林さんは実験に熱心なあまり、昼食をとるのを忘れることもしばしばある。
驚きのあまり、声も出なかった。

~一方/~一方で(は)
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+一方/~一方で(は) ~のに対して(対比を表す。) わたしの仕事は夏は非常に忙しい一方、冬は暇になる。
「な形ーである」「名ーである」も使う。 日本は工業製品の輸出国である一方で、原材料や農産物の輸入国でもある。
彼女は女優として活躍する一方で、親善大使として貧しい子供たちのために世界中をまわっている。
A国は天然資源が豊かな一方で、それを活用できるだけの技術がない。
地球上には豊かな人がいる一方では、明日の食べ物もない人がいる。

~上で(は)/~上の/~上でも/~上での
「動ーた形」/「名ーの」+上で(は)/上の/上でも/上での ~してから みんなの意見を聞いた上で決めました。
内容をご確認の上で、サインをお願いいたします。
熟慮の上の結論です。

「動ー辞書形」/「名ーの」+上で(は)/上の/上でも/上での その時、その場面、その条件の範囲で~だ、と言いたい時に使う。 日本の会社で働く上で、注意しなければならないことは何でしょうか。
法律の上では平等でも、現実には不平等なことがある。
酒の上でも、言ってはいけないことがある。
立春は暦の上での春です。

~かぎり(は)/~かぎりでは/~ないかぎり(は)
「動ー辞書形」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名ーの/である」+かぎり(は) ~する間は・~するうちは 日本にいるかぎり、タンさんはわたしに連絡してくれるはずだ。
いくら批判されても、視聴率が高いかぎり、この番組は中止されないでしょう。
学生であるかぎり、勉強するのは当然だ。
父は元気なかぎりは、働きたいと言っている。

「動ー辞書形/た形」+かぎりでは 範囲を示す。 私が知っているかぎりでは、この本は今年一番よく売れたそうです。
電話で話したかぎりでは、彼はそんなに怒っていませんでしたよ。

「動ー辞書形」/「名ーの」+かぎり 限界まで 時間の許すかぎり、話し合いを続けましょう。
遭難者を救うために、救助隊はできるかぎりのことをした。
力のかぎりがんばろう。

「動ーない形」/「い形ーく」/「な形ーで」/「名ーで」+ないかぎり(は) ~なければ 雨や雪が降らないかぎり、毎日ジョギングを欠かさない。
来週、仕事が忙しくないかぎり、クラス会に参加したい。
魚は新鮮でないかぎり、さしみにはできない。
彼はよほど重病でないかぎりは、会社を休んだことがない。

~(か)と思うと/~(か)と思ったら
「動ーた形」+(か)と思うと/(か)と思ったら ~するとすぐ リーさんは「さようなら」と言ったかと思うと教室を飛び出していった。
空が暗くなったかと思ったら、大粒の雨が降ってきた。
ドンと音がしたと思ったら、トラックがへいにぶつかっていた。

~か~ないかのうちに
「動ー辞書形/た形」+か+「動ーない形」+ないかのうちに ~とほぼ同時に ヘビースモーカーの彼は、たばこを1本吸い終わったか終わらないかのうちに、また次のたばこに火をつけた。
一つのことが終わったかどうかはっきりしないうちに、続いてすぐ次のことが起きる。 チャイムが鳴るか鳴らないかのうちに、先生が教室に入って来た。

~からいうと/~からいえば/~からいって
「名」+からいうと/からいえば/からいって ~の点で見ると 中国は人口からいうと世界一だが、人口密度は日本よりずっと低い。
品質からいえば、これが一番いいけれど、値段がちょっと高い。
実力からいって、彼女が入賞することは間違いない。

~からといって
「動、い形、な形、名」の普通形+からといって ~だけの理由で お金があるからといって偉いわけではない。
後ろに否定的な表現が来ることが多い。 一度や二度失敗したからといって、あきらめてはいけない。
安いからといって、そんなにたくさん買ってもむだだ。
便利だからといって、機械に頼りすぎないようにしたい。
子供だからといって、わがままを許すのは教育上よくない。

~から見ると/~から見れば/~から見て(も)
「名」+から見ると/から見れば/から見て(も) ~から考えると 子供の教育という点から見ると、豊かすぎる生活は、必ずしもいいとは言えない。
類語 No.81「~からいうと」 昨日の首相の発言から見れば、彼はこの法案に否定的な考えを持っているようだ。
あの様子から見て、彼は、昨晩飲みすぎたようだ。
どこから見ても、あの人は紳士だ。

~きり(だ)
「動ー辞書形/た形」/「名」+きり(だ) ~だけ 彼女は、何を聞いても笑っているきりで、答えない。
話し言葉では「~っきり」とする。 今朝コーヒーを飲んだきりで、何も食べていない。
子供たちが独立してから、夫婦二人きりの生活です。

「動ーた形」+きり(だ) ~たままの状態が続いている 寝たきり老人が増えている。
話し言葉では「~っきり」とする。 あの人は、アメリカへ行ったきりだ。

~くせに
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+くせに ~のに・~にもかかわらず よく知らないくせに、あの人は何でも説明したがる。
軽蔑・非難する気持ちを表す。 彼は、若いくせにすぐ疲れたと言う。
改まったときには、あまり使わない。 父は下手なくせにカラオケが大好きなんです。
彼は学生のくせに高級車に乗っている。

~ことから
「動、い形、な形、名」の名詞修飾型+ことから ので(その理由を述べて後ろの文の根拠を示す) 道がぬれていることから、昨夜、雨が降ったことがわかった。
「名ーの」は「名ーである」になる。「な形ーである」も使う。 二人がいっしょに仕事をしたことから、交際が始まった。
この鳥は目のまわりが白いことから、メジロと呼ばれている。
この村の老人が皆元気なことから、村の食習慣が体にいいと考えられている。

~ことに(は)
「動ーた形」/「い形ーい」/「な形ーな」+ことに(は) 話者の気持ち・感情を先に述べて強調する時に使う 驚いたことに、わたしの祖父と恋人のおじいさんは小学校時代の友達だったそうだ。
ありがたいことに、奨学金がもらえることになった。
火事になったが、幸いなことには火はすぐ消し止められた。

~上(じょう)(は)/~上も/~上の
「名」+上(は)/上も/上の ~の視点から考えて 京都には歴史上有名なお寺が数多くある。
「~上」の前の名詞は主に漢語が使われる。「教育上」「外見上」「経済上」「政治上」「学問上」「表面上」「職業上」「外交上」など。 これは理論上は可能だが、実用化には時間がかかりそうだ。
男女差別は法律上も許されない。
健康上の理由で会社を辞めた。

~た末(に)/~た末の/~の末(に)
「動ーた形」+末(に)/末の 長い間~をしたあとで いろいろ考えた末、会社を辞めることにした。
「名」+の末(に) 苦労した末の成功は、何よりもうれしいものだ。
長期にわたる議論の末に、入試制度が改革されることになった。

~たところ
「動ーた形」+ところ ~たら 新しいワープロを使ってみたところ、とても使いやすかった。
あることをしたら、その結果がどうなったかを表す表現。 コンピューターが動かず、どうしていいか困っていたところ、山田さんが助けてくれた。

~ついでに
「動ー辞書形/た形」/「名ーの」+ついでに あることをする時にその機会を利用してもう一つのこともすることを表す。 銀行へ行くついでにこの手紙を出してくれませんか。
デパートへ買い物に行ったついでに、着物の展示会を見て来た。
買い物のついでに本屋に寄った。

~というと/~といえば
「名」+というと/といえば その話題に関係する代表的なものをとりあげる時に使う スポーツの祭典というと、まずオリンピックですね。
古典芸能といえば、何といっても歌舞伎でしょう。

「動、い形、な形、名」の普通形+といえば ある話題から思い出したこと、連想したことをとりあげる時に使う "「昨日、ジョンさんに会いましたよ。」
「そうですか。ジョンさんといえばA社に就職が決まったそうですね。」"
「名」の「だ」はつかない。 イタリアといえば、パスポートを落として困ったことを思い出します。
"「最近水道の水がまずいですね。」
「水がまずいといえば、最近いい浄水器が出たそうですよ。」"

~といったら
「名」+といったら 感嘆・驚き・期待はずれの感情(プラス、マイナスの両方)を表す。 息子の部屋の汚いことといったら、ひどいものです。
その景色の美しさといったら、口で言い表せないほどです。

~というより
「動、い形、な形、名」の普通形+というより ~だが、それよりむしろ~といったほうが適切だと言い直す時に使う。 彼の言い方は進めているというより、強制しているようだ。
「な形」と「名」は「だ」がつかないことが多い。 冷房がききすぎて、涼しいというより寒い。
あの人はきれいというより上品だ。
あの人は学者というよりタレントだ。

~ば~ほど
「動ーば」+「動ー辞書形」+ほど 一方の程度が高くなると、もう一方の程度も高くなる 練習すればするほど上手になります。
「い形ーければ」+「い形ーい」+ほど 給料は高ければ高いほどいいですね!
「な形ーなら/であれば」+「な形ーな/である」+ほど 歯の治療は早ければ早いほどいい。
「名ーなら/であれば」+「名ーである」+ほど 家庭の電気製品は操作が簡単なら簡単なほどいい。
有名人であればあるほどストレスも大きいのではないだろうか。

~ほど
「動ー辞書形」/「い形ーい」/「な形ーな」/「名」+ほど 一方の程度が変わると、一緒に他方の程度も変化する。 相撲では、太っているほど有利だ。
値段が高いほど品物がいいとは限らない。
推理小説は複雑なほど面白い。

~かのようだ/~かのような/~かのように
「動、い形、な形、名」の普通形+かのようだ/かのような/かのように 実際にはそうではないが、~のようだ 激しい雨と風は、まるで台風が来たかのようだ。
「な形ーだ」「名ーだ」は「な形ーである」「名ーである」となるが、「である」がない場合もある。 彼はそのことについては、何も知らないかのような顔をしている。
不動産屋は、その土地が交通の便がいいかのように宣伝していた。
1か月ぶりに会った彼は、病気だったかのようにやつれていた。
彼は自分の考えが絶対であるかのように主張して譲らない。

~つつある
「動ーます形」+つつある (だんだん)~ている 景気は徐徐に回復しつつある。
主に書き言葉で使われる。 問題は改善されつつあるが、時間がかかりそうだ。
③???? 事件の真相は明らかになりつつある。
失われつつある伝統文化を守ろうと努力している人もいる。

~てたまらない/~てしようがない/~てしかたがない
「動ーて形」/「い形ーくて」/「な形ーで」+たまらない/しようがない/しかたがない 非常に~ 頭痛がしてたまらないので、近くの病院に行った。
前に感情・感覚を表す言葉がきて、それを押さえられない様子を表す。 家族からの手紙を読んでいたら、声が聞きたくてたまらなくなった。
大学に合格して、うれしくてたまらない。
買ったばかりの時計をなくしてしまって、残念でたまらない。
ビデオカメラが欲しくてしようがない。
窓を開けると、電車の音がうるさくてしようがない。

~てならない
「動ーて形」/「い形ーくて」/「な形ーで」+ならない 非常に~ 交通事故で両親を亡くした子供がかわいそうに思えてならない。
ある気持ちが自然に強くなってくる状態を表す。 国の家族のことが思い出されてならない。
「思える」「思い出される」などの自発の動詞の場合は、「~てだまらない」に置き換えられない。 久しぶりに国の友達に会うのでうれしくてならない。
母の病気が心配でならない。

~にきまっている 必ず~だ・当然~だと思う ぜんぜん練習していないんだから、今度の試合は負けるにきまっている。
「動、い形、な形、名」の普通形+にきまっている 話し言葉でよく使う。 実力から見て、Aチームが勝つにきまっている。
「名」と「な形」は「だ」がつかない。 注文服だから、高いにきまっている。
そんなうまい話はうそにきまっていますよ。

~にすぎない
「動ー普通形」/「な形ーである」/「名/名ーである」+にすぎない ただ~だけだ・それ以上のものではない わたしは警官としてしなければならないことをしたにすぎません。
男女平等といっても、法律上平等であるにすぎない。
来年大地震があるというのは、うわさにすぎない。
これは少年犯罪の一例にすぎない。

~に相違ない
「動、い形、な形、名」の普通形+に相違ない 確かに~だろう・間違いなく~だと思う そんな非常識な要求は認められないに相違ない。
「名」と「な形」は「だ」がつかない。 証明書の中で使われる場合は、「間違いない」の意味になる この地域の民族紛争を解決するのは難しいに相違ない。
今日の判決は、彼にとって不満に相違ない。
この土器は古い時代のものに相違ない。

~に違いない
「動、い形、な形、名」の普通形+に違いない 確かに~と思う かぎがない。どこかに落としたに違いない。
「名」と「な形」は「だ」がつかない。 山田さんが持って来てくれたワインは相当高かったに違いない。味も香りも素晴らしかった。
老人の昔話は子供には退屈に違いない。
医者の話し方からすると、わたしは、癌に違いありません。

~べき/~べきだ/~べきではない
「動ー辞書形」+べき/べきだ/べきではない そうするのが人間として当然だ・~したほうがいい 書く前に注意すべき点を説明します。
「するべき」は「すべき」も使われる。 言うべきことは遠慮しないではっきり言ったほうがいい。
どんなに親しい仲でも、借りた物はきちんと返すべきだ。
若いうちに、外国語を勉強しておくべきだった。
先生のお宅に、こんな夜中に電話するべきではない。

~(より)ほか(は)ない/~ほかしかたがない
「動ー辞書形」+(より)ほか(は)ない/ほかしかたがない ~する以外に方法がない だれにも頼めないから、自分でやるほかはない。
類語 No.40「~しかない」 わたしの不注意で壊したのだから、弁償するほかない。
これだけ捜しても見つからないのだから、あきらめるよりほかない。
この病気を治すためには、手術するほかしかたがないでしょう。


~向き/~向きに/~向きの
「名」+向き/向きに/向きの ~にちょうどいい・~に適している このスキー場は初心者向きです。
この別荘は夏向きにできているので、冬は寒いです。
これは体力が必要なので、どちらかというと若い人向きの仕事です。

~向け/~向けに/~向けの
「名」+向け/向けに/向けの ~に適するように特に作った ここにある軽量のクリスマスカードは、みんな海外向けだ。
高齢者向けに、安全や住みやすさを考えた住宅が開発されている。
日本から1日2時間A国向けの番組が放送されている。
あちらに外国人向けのパンフレットが用意してあります。

~もの(です)か
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+もの(です)か 決して~ない(強い否定の意味を表す) あの人が人の忠告なんか聞くものですか。
「名ーの」は「名ーな」になる。 話し言葉や親しい人の間では、「~もんか」「~もんですか」が使われる。 "「歯医者に行くのがこわいんでしょう。」
「こわいもんか。時間がないだけだよ。」"
"「ご迷惑じゃありませんか。」
「迷惑なものですか。ぜひいらっしゃってください。」"
あの絵が名作なものか。ピカソの模倣にすぎない。

~ものだ/~ものではない
「動、い形、な形」の名詞修飾形+ものだ/ものではない 感嘆・嘆息・心に深く感ずることを表す あんな大事故にあって、よく助かったものだ。
いつか京都に行ってみたいものだ。
時間のたつのは早いものですね。

「動、い形、な形」の名詞修飾形+ものだ/ものではない 当然・常識と思えることを言う時の表現 地震のときは、だれでもあわてるものだ。
年末は、誰でも忙しいものだ。

「動ー辞書形」+ものだ/ものではない 助言・軽い命令を表す 人の話はよく聞くものです。
人の陰口を言うものではありません。

「動、い形、な形」の普通形の過去+ものだ/ものではない 過去の状態やよく起こったことを思い出して言う時の表現 子供のころ、いたずらをして、よく父に叱られたものだ。
この辺は、昔は静かだったものだ。

~わけだ
「動、い形、な形」の名詞修飾形+わけだ 理由があるから、そうなるのは当然だと言いたい時に使う 暗いわけだ。蛍光灯が1本切れている。
ジョンさんは、お母さんが日本人ですから、日本語が上手なわけです。

「動、い形、な形」の名詞修飾形+わけだ 成り行きから、そうなると言いたい時の表現 5パーセントの値引きというと、1万円の物は9,500円になるわけですね。
はじめは観光旅行のつもりで日本へ遊びに来たんですが、日本が好きになり、とうとう10年も日本に住んでしまったわけです。

~わけではない/~わけでもない
「動、い形、な形」の名詞修飾形+わけではない/わけでもない 特に~ではない・必ずしも~ではない 生活に困っているわけではないが、貯金する余裕はない。
彼の気持ちがわからないわけでもありませんが、やはり彼の意見には賛成できません。
甘い物が嫌いなわけではありませんが、ダイエットしているんです。

~っけ
「動、い形、な形、名」の普通形+っけ 思い出そうとしたり、思い出したことを確認する時に使う 彼にはまだパーティー場所を知らせていなかったっけ。
「~でしたっけ」「~ましたっけ」も使う 話し言葉で使われる "「学生時代は楽しかったね。」
「そうそう、一緒によく卓球したっけね。」"
"「あのレストランで送別会しない。」
「あそこ50人入れるほど広かったっけ。」"
そうだ。今日はお母さんの誕生日だっけ。

~とか
「動、い形、な形、名」の普通形+とか ~そうだ・~ということだ(間接的情報を表す) 新聞によると、国内線の飛行機運賃が上がるとか。
先生は来週、お忙しいとか。お宅に伺うのは、再来週にしませんか。
昨日はこの冬の一番の寒さだったとか。
木村さんのお父さんも学校の先生だとか伺いました。
近々日本へいらしゃるとか。ぜひお会いしたいものです。<手紙>

~どころではない/~どころではなく
「動ー辞書形」/「名」+どころではない/どころではなく 事情があって、~できない 人の仕事を手伝うどころではありません。自分の仕事も間に合わないんです。
せっかく海へ行ったのに、寒くて泳ぐどころではなかった。
年末から母の入院で、お正月どころではありませんでした。
引っ越しの前の晩は、食事どころではなく、夜遅くまで荷作りが終わらなかった。

~からして
「名」+からして 一つの例をあげて、ほかももちらんだがという気持ちを表す 彼は礼儀を知らない。あいさつからして、きちんとしていない。
田舎は空気からして違う。
この映画は怖いそうですね。題名からしてこわそうですね。

「名」+からして ~から判断して(推量の根拠を示す) 窓ガラスが破られていることからして、どろぼうはここから入ったに違いない。
彼の健康状態からして、登山は無理だろう。

~からすると/~からすれば
「名」+からすると/からすれば ~の立場から見ると 親からすると、子供はいくつになっても子供で、心配なものだ。
日本人からすれば当たり前なことでも、外国人にとっては変だと思うこともある。

「名」+からすると/からすれば ~から判断すると(推量の根拠を示す) あの車は形からすると10年ぐらい前のものだと思う。
類語 No.116の「~からして」のBと同じ意味。 彼女の能力からすれば、A大学に十分合格できるだろう。

~からには/~からは
「動、い形、な形、名」の普通形+からには/からは ~のだから当然 試合に出るからには、勝ちたい。
「な形」と「名」は「である」を使う 「~からには」の後ろには義務、決意、推量、進め、命令の文が続く 約束したからには、守らなければいけない。
高価なものがこんなに安いからには、何か欠陥があるに違いない。
自分で選んだ道であるからには、最後までやりぬくつもりだ。
日本に来たからは、自分の専門の勉強だけでなく日本の文化も学ぼう。

~ことだから
「名ーの」+ことだから 皆が知っている理由を示す。後ろに推量の文がくる。 子供のことだから、少しぐらいいたずらをしても仕方がないです。
あなたのことだからきっといい論文が書けると思います。
心の優しい林さんのことだから、喜んでボランティアに参加してくれるでしょう。

~だけ/~だけあって/~だけに/~だけの
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+だけ/だけあって/だけに/だけの ~にふさわしく この仕事は努力しただけ成果が現れるので、やりがいがある。
この大学は歴史が長いだけあって伝統がある。
彼女はアメリカに留学しただけに英語がうまいね。
林さんはセールスマンだけに話が上手だ。
さすがに最高級といわれるワインだけのことはある。味も香りも素晴らしい。

「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+だけに ~だからいっそう 今日の試合は優勝がかかっているだけに大勢のファンが詰めかけ熱烈な応援をしていた。
昨年はみかんが不作で、値段が高かっただけに今年の豊作がうれしい。

「動、い形、な形」の名詞修飾形+だけ/だけの ~の限界まですべて 考えるだけ考えたが結論は出なかった。
ほしいだけ本が買えたらどんなにいいだろう。
ふだんは忙しくて寝る時間も十分ないので、休みの日は好きなだけ寝ています。
目標を達成するためには、できるだけの努力をするつもりです。

~にあたって/~にあたり
「動ー辞書形」/[名」+にあたって/にあたり ~の時に(何かをすべき特別の機会や場合を示す)・~する前 開会にあたって、ひとことごあいさつ申し上げます。
新製品を開発するにあたり、強力なプロジェクトチームが作られた。
新年にあたり、決心を新たにした。

~にかけては/~にかけても
「名」+にかけては/にかけても ~について言えば 数学にかけては、彼女はクラスでいつも一番だった。
「~にかけては」の後ろにはプラス評価の文が来る。 走ることにかけては、だれにも負けないつもりだ。
彼は優れた技術者だが、経営にかけても才能を発揮した。

~に際して/~に際し/~に際しての
「動ー辞書形」/「名」+に際して/に際し/に際しての ~を始める時に・~をしている時に 留学に際して、先生や友人から励ましの言葉をもらった。
類語 No.121「~にあたって」 帰国に際し、お世話になった人にあいさつの手紙を出した。
計画を変更するに際しての問題点を検討する。

~に先立って/~に先立ち/~に先立つ
「名」+に先立って/に先立ち/に先立つ ~の前に・~より先に 映画の一般公開に先立って、主演女優のサイン会が開かれた。
高層マンションの建設に先立って、住民と建設会社との話し合いが行われた。
入社試験に先立ち、会社説明会が行われた。
首脳会議に先立つ事務レベルの協議で、共同宣言の案が作られた。

~にしたら/~にすれば/~にしても
「名」+にしたら/にすれば/にしても ~の立場で言うと あの人にしたら、わたしたちの親切はかえって迷惑かもしれません。
学生にすれば、休みは長ければ長いほどいいだろう。
あなたにすれば、つまらないことかもしれませんが、わたしには大切なのです。
会社ルールを守ることは、小さな子供にしても同じです。

~につき
「名」+につき ~なので 雨天につき、試合は延期いたします。
少しかたい表現 教授の海外出張につき休講。
店内改装につき、しばらく休業いたします。

~につけ/~につけて(は)/~につけても
「動ー辞書形」+につけ/につけて(は)/につけても ~するたびに 家族の写真を見るにつけ、会いたくてたまらなくなる。
文末には「~と思う」「~という気持ちになる」など心情を表す表現がくる 戦争のニュースを聞くにつけ、心が痛む。
慣用 ・母は何かにつけて、小言を言う。
   ・彼は何事につけても注意深い人だ。
   ・「アメリカに出張して帰って来たところです。」「そうですか。それにつけても、アメリカの大統領選挙の結果はどうなるんでしょうね。」

「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+につけ 「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+につけ ~の場合にも・~の場合も 先輩の活躍を見るにつけ聞くにつけ、心強くなる。
「~につけ」の前にはそれぞれ対比する言葉がくる。 暑いにつけ寒いにつけ、うちのおばあさんは体の調子が悪いと言う。
雨につけ雪につけ、工事の遅くれが心配された。

~のもとで/~のもとに
「名」+のもとで/のもとに ~のしたで(影響や条件の範囲で、あることが行われることを表す) 鈴木教授のご指導のもとで、卒業論文を完成させた。
国連から派遣された医師団のもとで救援活動が続けられた。
殖民地の人々は独立と自由の名もとに戦った。
子供の人権は法のもとに守られています。

~はともかく(として)
「名」+はともかく(として) ~のことは考えないで・~は別にして この洋服は、デザインはともかく、色がよくない。
わたしは、話すことはともかく、書くことは苦手だ。
この店のラーメンは味はともかくとして、値段は安い。
買うかどうかはともかくとして、説明だけでも聞いてください。

~をきっかけに(して)/~をきっかけとして
「名」+をきっかけに(して)/をきっかけとして 偶然のできごとから何かが始まったり変わったりすることを表す 留学をきっかけに、自分の国についていろいろ考えるようになった。
旅行をきっかけにして、木村さんと親しくなりました。
一主婦の投書をきっかけとして、町をきれいにする運動が起こった。

~を契機に(して)/~を契機として
「名」+を契機に(して)/を契機として あるできごとから、前の流れがはっきり現れてきたり大きく変わったりすることを表す オイルショックを契機に新エネルギーの研究が進められた。
明治維新を契機にして、日本は近代国家への道を歩みを始めた。
新製品の開発を契機として、大きく会社が発展した。

~を~として/~を~とする/~を~とした
「名」+を+「名」+として/とする/とした ~を~と決めて・~が~である チンさんを先生として、中国語の勉強会を開いた。
「として」の前には目的、立場、役割、種類などを示す言葉がくる。 同窓会は卒業生の交流を目的とする集まりです。
明治維新後、日本は欧米諸国を手本とした近代国家を作ろうとした。

~あげく(に)
「動ーた形」/「名ーの」+あげく(に) ~したその結果とうとう・~したけれども、結局 さんざん迷ったあげく、大学院には行かないことにした。
その男はお金に困ったあげく、銀行強盗を計画した。
長時間の議論のあげく、その開発計画は中止に決まった。
兄は父と口論のあげくに、家を飛び出して行った。

~以上(は)
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+以上(は) ~からには 日本に住んでいる以上、日本の法律を守らなければならない。
「名ーの」は「名ーである」になる。「な形ーである」も使う。 「~以上」の後ろには、義務、禁止、要求、推量、強い断定の「なければならない」 契約書に書かれている以上、期日までにこの仕事を完成させなければならない。
「ではいけない」「てください」「だろう」などの表現がくることが多い。 約束した以上、必ず守ってください。
類語 No.118「~からには」 相手のやり方が合理的である以上、文句はつけられない。
親子である以上、お互いの生活に無関心ではいられない。
給料がこんなに安い以上は、転職を考える人がいるのも当然だ。

~上は
「動ー辞書形/た形」+上は ~からには 契約を結ぶ上は、条件を慎重に検討すべきである。
弁護士になると決めた上は、苦しくてもがんばらなければならない。
友人が困っているのを知った上は、黙って見ていられない。
計画が中止になった。こうなった上は、プロジェクトチームは解散するしかない。

~ことなく
「動ー辞書形」+ことなく ~ないで ロボットは24時間休むことなく働いている。
あの子はあきることなく、コンピューターゲームに熱中している。
彼は毎年忘れることなく、クリスマスカードをくれる。

~際(は)/~際に
「動ー辞書形/た形」/「名ーの」+際(は)/際に ~時・~場合 帰国の際、保証人の家にあいさつに行った。
カードを紛失した際はカード会社にすぐ知らせなければならない。
パスポートを申請する際に必要なものを教えてください。

~つつ/~つつも
「動ーます形」+つつ ながら 財布の中身を考えつつ、買い物をした。
会話ではあまり使わない。「つつも」はAの意味では使わない。 人は皆、お互いに助け合いつつ生きている。
喜ぶ母の顔を思いつつ、手紙を書いています。

「動ーます形」+つつ/つつも けれども・~のに 悪いと知りつつ、うそをついてしまった。
今日こそ勉強しようと思いつつ、テレビを見てしまった。
早くご連絡しようと思いつつも、忙しくて遅くなってしまいました。申し訳ありません。

~てからでないと/~てからでなければ
「動ーて形」+からでないと/からでなければ ~た後でないと(前に言ったことが実現してからでなければ、後ろで言うことが実現しない お金をいただいてからでないと、商品はお届けできません。
後ろの文は否定的な表現になる。 この仕事は訓練を受けてからでないと無理でしょう。
この地方では4月になってからなければ、桜は咲かない。
契約書の内容を確認してからでなければ、判は押せません。

~といっても
「動、い形、な形、名」の普通形+といっても ~(だ)が・しかし(実際はそれから考えられるものとは違う) 庭があるといっても猫の額ほどです。
「名」と「な形」の「だ」はつかない場合もある。 朝ごはんを食べたといっても、パンとコーヒーだけの簡単なものです。
日本は物価が高いといっても、安いものもありますよ。
今日は暑かったといっても、クーラーをつけるほどではありませんでした。
日本料理が好きだといっても、天ぷらとすしだけです。
彼は社長といっても、社員が3人しかいない会社の社長です。

~どころか
「動、い形、な形、名」の普通形+どころか 前に言ったことはもちろん、それよりもっと程度が激しいという時や、実際は 彼は貯金するどころか借金だらけだ。
「な形」と「名」は「だ」がつかない。「な形ーな」も使われる。 そうではなく、正反対であることを強調する時に使う。 この部屋は涼しいどころか寒いくらいだ。
"「お宅の辺りは静かでしょう。」
「いいえ、静かどころか最近は窓を開けていられないほど車の音がうるさいんです。」"
あの人は英語どころかアラビア語もスワヒリ語も話せる。

~としたら/~とすれば
「動、い形、な形、名」の普通形+としたら/とすれば ~なら(仮定の表現) 留学するとしたら、日本に行きたいお思っていました。
もし、もう一度生まれ変われるとしたら、男と女とどちらがいいですか。
予定どおりだとすれば、飛行機は9時に着くはずだ。

「動、い形、な形、名」の普通形+としたら/とすれば ~なら・~から考えれば 足の悪う人が地下鉄を利用するとしたら、どんな設備が必要だろうか。
"「この冷蔵庫はもう修理は無理ですね。」
「修理が無理だとしたら、新しいのを買うしかありませんね。」"
電話をかけても、出ないとすれば、彼はもう出かけたのでしょう。

~ないことには
「動ーない形」/「い形ーく」/「な形ーで」/「名ーで」+ないことには ~なければ 実際に読まないことには、この小説のおもしろさはわからないだろう。
「~ないことには」の後ろには否定の意味の文がくる。 部屋がもっと広くないことには、教室としては使えない。
体が丈夫でないことには、この仕事は無理だ。
担当者でないことには、詳しいことはわからないだろう。

~ながら
「動ーます形/ない形ーない」/「い形ーい」/「な形ー◯」/「名」+ながら けれども 一緒に暮らしていながら、母の病気に気づかなかった。
類語 No.138の「~つつ/~つつも」のBの意味。 お礼を言おうと思いながら、言う機会がなかった。
日本語がわからないながら、テレビのドラマをけっこう楽しんでいます。
彼は仕事は遅いながら、確実で安心して任せられる。
残念ながら、その質問には答えられません。
この掃除機は、小型ながら性能がいい。

~にしては
「動、い形、な形、名」の普通形+にしては そのことから当然予想されることと違って 兄はアメリカに20年いたにしては英語が下手だ。
「な形」と「名」は「だ」がつかない。 山田さんは忙しいにしては、よく手紙をくれます。
彼は歌手だったにしては歌が下手だ。
彼は力士にしては小柄だ。

~にしろ/~に(も)せよ/~にしても
「動、い形、な形、名」の普通形+にしろ/に(も)せよ/にしても たとえ~ても・~でも どんな人間にしろ長所はあるものだ。
「な形」と「名」の「だ」はつかない。「な形ーである」「名ーである」も使う いくら忙しいにもせよ食事をしないのはよくない。
いくら体が丈夫であるにせよ、そんなに働いたら病気になりますよ。
中古の家を買うにしても借金しなければならない。

「動、い形、な形、名」の普通形+にしろ/に(も)せよ/にしても ~でも~でも、どちらでも ビールにしろ、日本酒にしろ飲んだら運転できない。
「な形」と「名」の「だ」はつかない。「な形ーである」「名ーである」も使う 好きにせよ嫌いにせよ、彼女が優れた歌手であることはみんなが認めている。
自分でやるにしても、人に頼むにしてもこれは時間がかかる。

~にかかわらず/~に(は)かかわりなく
(「動ー辞書形」+「動ーない形ーない」)/「名」+にかかわらず/に(は)かかわりなく ~に関係なく 参加するしないにかかわらず、必ず返事をください。
種類、程度を表す名詞か、「する・しない」「晴雨」のような対立する2語に続くことが多い。 あの会社は外国語の能力にかかわらず、国際感覚を持った人を採用する。
「い形」「な形」は「いい・悪い」「好き・嫌い」「上手・下手」などの2語の組み合わせが使われる。 経験の有無にかかわりなく、入社後の研修に参加していただきたい。
このゲームは、年齢や性別にかかわらず、だれでも楽しめる。

~にもかかわらず
「動、い形、な形、名」の普通形+にもかかわらず ~のに 彼は熱があるにもかかわらず、サッカーの試合に出場した。
「な形」と「名」は「だ」がつかない。「な形ーである」「名ーである」も使う 問題が易しかったにもかかわらず、不注意でミスをしてしまった。
そのパソコンは操作が複雑であるにもかかわらず、よく売れている。
ご多忙にもかかわらず、ご出席くださいましてありがとうございます。

~ぬきで(は)/~ぬきに(は)/~ぬきの/~をぬきにして(は)/~はぬきにして
「名」+ぬきで(は)/ぬきに(は)/ぬきの/をぬきにして(は)/はぬきにして ~なしで・なしに(~がない状態で・~を省いて) 朝食ぬきで会社へ行くサラリーマンが多いらしい。
社長ぬきでは、この件を決めることはできない。
彼女はお世辞ぬきに素晴らしい人だ。
子供用にわさびぬきのまぐろのすしを注文した。
アジアをぬきにしては、世界経済は語れない。
今日の会社は難しい話はぬきにしては楽しくやりましょう。

~のみならず
「動、い形、な形、名」の普通形+のみならず ~だけでなく このコンピューターは性能が優れているのみならず、操作も簡単だ。
「な形」と「名」は「だ」がつかない。「な形ーである」「名ーである」も使う この会社は安定性が高いのみならず、将来性もある。
彼女は成績優秀であるのみならず、人柄も申し分ない。
学生のみならず、教師もスポーツ大会に参加することになっている。
この手術は費用が高額であるのみならず、危険も伴う。

~反面/~半面
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+反面/半面 ある面では~と考えられるが、別の面から見ると この薬はよくきく反面、副作用がある。
「名」は「である」を使う。「な形ーである」も使う。 母は優しい反面、厳しいところもある。
彼はわがままな反面リーダーシープがある。
あの映画はロマンチックな反面、考えさせるものがある。
彼は紳士である半面、子供っぽいところがある。

~ものなら
「動ー辞書形」+ものなら ~なら(実現が難しいことを希望する時、または、実現の可能性が少ない 父の病気が治るものなら、どんな高価な薬でも手に入れたい。
ことを相手に冷たく言う時の言い方) 自分一人でやれるものならやってみなさい。
可能の意味の動詞とともに使われることが多い。会話では「もんなら」となることもある。 病気の子供を見ていると、代われるものなら代わってやりたいと思う。
退院できるものなら、すぐにでもうちへ帰りたい。

~ものの
「動、い形、な形」の名詞修飾形+ものの けれども・~ということは本当だが、しかし 免許はとったものの、車が買えない。
「~とはいうものの」の形もよく使われる。 立秋とはいうものの、まだまだ残暑が厳しい。
特に名詞は「「名」+とはいうものの」の形でしか使われない。 給料は少ないものの、仕事はやりがいがあります。
冷凍食品は便利なものの、毎日続くといやになる。

~わりに(は)
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+わりに(は) ~にふさわしくなく意外に わたしはたくさん食べるわりに太らない。
類語 No.145「~にしては」 あのレストランの料理は、値段のわりにおいしい。
彼は勉強しないわりには成績がいい。
この品物は高いわりには品質がよくない。
兄は慎重なわりにはよく忘れ物をする。

~(よ)うではないか/~(よ)うじゃないか
「動ー意向形」+ではないか/じゃないか ~しましょうか・しませんか(強いと呼ぶかけの表現) 災害を受けた人々に救援物資を送ろうではないか。
自然保護の運動を広めようではないか。
男女差別の問題について真剣に考えようではありませんか。
賃金を上げるように社長に交渉しようじゃありませんか。

~得る/~得ない
「動ーます形」+得る/得ない ~することができる/できない・~の可能性がある/ない 考え得るかぎりの手は尽くしたが、問題の解決には至らなかった。
捜し得るかぎり捜したが、その書類はとうとう見つからなかった。
でき得るならば、独立して事業を始めたい。
あれは警報を早く出していれば、防ぎ得た災害かも知れない。
こんな低い山で遭難することはあり得ないと思う。

~かねない
「動ーます形」+かねない ~おそれがある・~かもしれない(悪い結果になる可能性がある時に使う) あんなにスピードを出したら、事故を起こしかねない。
あまり遊んでばかりいると、落第しかねない。
あの人ならそんな無責任なことも言いかねない。

~かねる
「動ーます形」+かねる ~しようとしてもできない・~することが難しい そんな多額な寄付には応じかねます。
私の仕事がなかなか終わらなかったので、見かねて山田さんが手伝ってくれた。

~ことか
「動、い形、な形」の名詞修飾形+ことか なんと~でしょう(感嘆・嘆息を表す) 息子から半年も連絡がない。一体何をしていることか。
あなたの返事をどんなに待っていたことか。
友達と別れて、どんなに寂しかったことか。
コンピューターは、なんと便利なことか。

~ことだ
「動ー辞書形/ない形ーない」+ことだ このことが大切であると勧める時に使う 大学に入りたければ、一生懸命勉強することだ。
風邪気味なら、早く寝ることだ。
言葉の意味がわからなければ、まず辞書で調べることだ。
人の悪口は言わないことです。

~ざるを得ない
「動ーない形」+ざるを得ない どうしても~なければいけない・~ないわけにはいかない みんなで決めた規則だから、守らざるを得ない。
「する」は「せざるを得ない」となる。 原料がどんどん値上がりしているのですから、製品も値上げせざるを得ません。
彼は登山中に消息不明となり、すでに5年経っている。死んだと考えざるを得ないだろう。
こんなにひどい雨では運動会は中止せざるを得ない。

~次第だ/~次第で(は)
「動、い形、な形」の名詞修飾形+次第だ/次第で(は) ~わけだ(経緯・理由を示して、~の結果になったと言いたい時の表現) このたび日本政府の招きにより、親善大使として日本に来た次第です。
英語が話せないわたしには無理な仕事と思い、お断りした次第です。
わたしの専門分野なのにこんなこともわからなくて、お恥ずかしい次第です。
以上のような次第で、退職することになりました。

「名」+次第だ/次第で(は) ~によって決まる この世の中はお金次第だと言う人もいる。
考え方次第で幸せにも不幸せにもなる。
実力次第では社長になることも可能だろう。
検査の結果次第では入院ということもあり得る。

~っこない
「動ーます形」+っこない 決して~ない・絶対~ない 宝くじなんて当たりっこないよ。
会話で使われる。 どんなに急いだって、今からじゃ間に合いっこない。
いくら好きだって、一度にバナナを20本も食べられっこない。

~というものだ
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+というものだ それが当たり前という話者の主張や感想を表す 彼の作品がやっと世間から評価された。長年の苦労が認められたというものだ。
「な形」と「名」は「だ」がつかない場合が多い。 言葉が通じない国へ一人で旅行するのは心細いというものだ。
若者が高価な車を買うのはぜいたくというものだ。
人の手紙を無断で開封するのは、プライバシー侵害というものだ。

~というものではない/~というものでもない
「動、い形、な形、名」の普通形+というものではない/というものでもない ~とは言いきれない 性格は絶対に変えられないというものではない。
「な形」と「名」の「だ」がつかないこともある。 お金さえあれば幸せに暮らせるというものではない。
かぎをかけたから安心というものでもない。
この仕事は英語ができなければだめだというものでもないが、できたほうがいい。

~ないことはない/~ないこともない
「動ーない形」/「い形ーく」/「な形ーで」/「名ーで」+ないことはない/ないこともない ~の可能性もある 難しいが、やり方次第ではできないことはないだろう。
どうしても話してくれと言われれば、話せないこともない。
ちょっと大きくないこともないが、この靴で大丈夫だ。
"「このセーター、ちょっとはでじゃありませんか。」
「派手じゃないこともないけど、よく似合っているからいいんじゃないですか。」"

~ないではいられない/~ずにはいられない
「動ーない形」+ないではいられない/ずにはいられない どうしても~してしまう(どうしても我慢できず、自然にそうなってしまうと言いたい時の表現) 彼のもの真似を見るとおかしくて、笑わないではいられない。
「する」は「せずにはいられない」となる。 主語は一人称に限る。主語が三人称の時は文末に「~ようだ」「~らしい」などをつける。 あの映画のラストシーンは感動的で、涙を流さずにはいられなかった。
車の多い道路で遊んでいる子供を見て、注意せずにはいられなかった。

~に限る/~に限り/~に限って
「名」+に限る/に限り/に限って ~だけ 参加者は女性に限る。
先着50名様に限り、受け付けます。
本日に限って、全商品2割引にさせていただきます。

「名」+に限って ~だけは特に あの人に限って、人をだますようなことはしない。
傘を持っていない日に限って、雨が降る。
あのレストランは年中無休なのに、行ってみたら今日に限って休みだった。

「動ー辞書形/ない刑ーない」/「名」+に限る 一番いい 風邪を引いた時は、部屋を暖かくして寝るに限る。
危険な所には近寄らないに限る。
夏はビールに限る。

~に限らず
「名」+に限らず ~だけではなく~も ディスニーランドは子供に限らず、大人にも人気がある。
この講座は学生に限らず、社会人も聴講できる。

~にほかならない
「動、い形、な形、名」の普通形+にほかならない まさに~だ・それ以外でない(強調。断定的に述べると時に使う) この手紙は私の正直な気持ちを申し上げたにほかなりません。
「な形」と「名」は「だ」がつかない。「な形ーである」「名ーである」も使う。 この仕事が成功したのは皆さんのご協力の結果にほかなりません。
理由を表す「から」にもつく。 熱帯雨林が消滅ことは、地球の肺がなくなることにほかならない。
戦争というものは、大量殺人にほかならない。
親が子供を叱るのは子供を愛しているからにほかならない。

~もの
「動、い形、な形、名」の普通形+もの ~から(理由の説明や言いわけの表現) 「一人で行ける。」「うん、大丈夫、地図を持っているもの。」
「です」「ます」に接続する場合もある。 話し言葉で女性や子供が使う。「~もん」は、よりくだけた言い方。 電話はあしたにしたほうがいいんじゃない。もう遅いもの。
「手伝ってあげようか。」「いいよ。一人でできるもん。」
多少のいたずらはしかたありませんよ。子供ですもの。

~ものがある
「動、い形、な形」の名詞修飾形の現在+ものがある ~という感じがある・~ように感じられる この絵には人を引き付けるものがある。
彼の話にはどこか納得できないものがある。
仕事がなくて暇すぎるのもつらいものがある。
彼の話し方にはどこか強引なものがあった。

~ようがない/~ようもない
「動ーます形」+とうがない/ようもない ~する方法がない・手段がなくて~できない 木村さんは今どこにいるのかわからないので、連絡しようがない。
質問の意味がわからなくて、答えようがなかった。
ここまで壊れてしまった車は直しようがない。
この病気にかかると、今の医学ではどうしようもないらしい。


~ごとに
「動ー辞書形」/「名」+ごとに ~のとき毎回/~たびに 彼はテストを受けるごとに成績が上がっています。
物事が変化していくときに使う
「会う人ごと」=会うどの人にも同じように 彼は会う人ごとにあいさつをする。
「~も一緒に」の意味もある りんごを皮ごと食べる。
「「数詞」」ごとに=~の間に(1回ずつ) 一週間ごとに給料をもらう。

~おきに
「数詞」+おきに ~の間に(1回ずつ)=~ごと 10分おきに電車が来る。
~の間をあけて 1mおきに木を植える。

~ぶりに/ぶりで/ぶりだ
「期間」+ぶりに/ぶりで/ぶりだ ~の間をあけて(・・・する) 1週間ぶりにお風呂に入った。
前回に~してから、時間が長い経過したことを表す 久しぶりに、映画に行った。

~ものとして
「動ー普通形」+ものとして そのように考えて 田中さんはもう来ないものとして、始めましょう。

~たところで
「動ーた形」+ところで たとえ~しても どんなに謝ったところで、彼女は許してくれないだろう。
後文は悪い結果、状態を表す。

~(は)しない
「動ーます形」+(は)しない 絶対~ない これはほかの人に話しはしないから、安心してください。
話し言葉で「~(や)しない」の形になることが多い。
「~もしない」=そのこともしない 彼からの手紙を読みもしないで捨てた。

~め
「い形ー◯」+め ちょっと~のようだ あしたはいつもより、早めに出かけましょう。
「~目」と漢字で書く場合もある。

~ぶる
「い形ー◯」/「名」+ぶる ~らしい様子をする 彼は金持ちぶっているが、本当は借金がたくさんある。

~まま
「動ー普通形」/「名ーの」+まま ~の状態で 昨日は洋服を着たまま寝た。
「~ままに」=その時の状態や場合にしたがう やくざに言われるままにお金を払う。

~だけのことはある/だけのことはあって
「動、い形、な形、名」の名詞修飾形+だけのことはある/だけのことはあって ~にふさわしい/~のねうちがある 彼は走るのが速い。さすがサッカー選手だけのことはある。

~だの~だの
「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+だの「動ー辞書形」/「い形ーい」/「名」+だの ~や~など 彼は部屋が狭いだの、食事がまずいだのといつも文句を言っている。
たくさんあるものの一部だけをあげる場合に使う。

~(なら)いざ知らず
「名」+(なら)いざ知らず ~についてはよく知らないから、別にして 外国ならいざ知らず、それは日本では禁止されている。
「~はいざ知らず」の形も使う。

~なくして(は)~ない
「名」+なくして(は)+「動ー普通形」+ない ~がなかったら~ない 努力なくして成功はあり得ない。

~上げる
「動ーます形」+上げる 全部~する 昨日やっと論文を書き上げる。

~果たす
「動ーます形」+果たす 全部~してしまう 貯金を全部使い果たした。
「なくなってしまう」という意味を表す。

~こなす
「動ーます形」+こなす 全部うまく~する ワープロを使いこなすのは難しい。

~通す
「動ーます形」+通す 最後まで~し続ける 彼女は自分のしたいことをやり通した。

~たて
「動ーます形」+たて ~してすぐの状態 炊き立てのご飯はおいしい。

~つける
「動ーます形」+つける ~することになれている 読みつけない本を読むと頭が痛くなる。

~て(は)かなわない
「い形ーくて」/「な形ーで」+(は)かなわない とても~ので、がまんができない ヒーターが故障したので、寒くてかなわない。

~とは限らない
「動ー辞書形」+とは限らない ~とはきまっていない 試験に、この問題が出るとは限らない。
部分的に否定している。

「動ーない形ーない」+とは限らない/とも限らない ~するかもしれない 試験に、この問題が出ないとは限らない。
可能性がある時に使う。

~なくちゃ
「動ーない形」+なくちゃ ~しなくてはいけない もう帰らなくちゃ。そして宿題しなくっちゃ。
「いけない」を省略した形。
「~しなければいけない」は「~なきゃ」になる。 あした、洗濯しなきゃ。



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